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2014年4月25日 (金)

業界誌初掲載

先週、私が昨年まで施設長をしていた老健施設に全国老人保健施設協会機関紙「老健」の方が取材の為、東京から飛行機に乗って来所されました。

取材主旨といいますと、機関紙特集ページ「老健施設職員のためのメンタルヘルス」という内容で、全国の老健の中で特にメンタルヘルス対策に熱心に取り組んでいる施設ということで、インターネットで隈なく検索され、当施設にたどり着かれらしく、事前の電話インタビューを経て、この度、白羽の矢があたったそうです。

本来ならば、私はこの席上にはいないはずなのですが、私が平成17年4月より事務長として施設に異動してからこのメンタルの取組を始めたということで、今回招へいされたというわけです。

全国誌の取材ということもあって、機嫌よく現理事長、現施設長もインタビューを受けられていました。

しかし、このように注目された当施設も、当時は経営状況も介護報酬が大きく変わる大改正となる時期で経営状態も厳しくなる時期であり、またある事情があって事務長不在となり、施設内は大混乱となっていました。そんな最中、まさに私は「火中の栗を拾う」という形で病院からこの施設へ異動してきました。

施設長は当時もおられたのですが、前事務長が実質経営を仕切っていたこともあり、私はそれを引き継ぐ形となったわけです。

それに今でこそ、法人は医療介護連携強化、情報共有を強調していますが、当時は病院は病院、介護は介護とほったらかしで寄りかからないでって感じの扱いでした。

・・・・今振り返ると、困難続きばかり起こった私の船出でした。就任して早々、ボイラーの故障、送迎車、設備、什器はボロボロ、施設内は毎日どこかが故障する始末、すでに給湯許容オーバー状態となっていた利用者の大浴場の温度は常に低く、特に冬場になると現場職員から毎日のように「お湯がぬる過ぎ、利用者が風邪をひきます。」との毎日のように苦情がありました。

また、今だから言える話だが、私は介護事業は初めてであり、就任からいろいろな方に教えてもらったり、本や業界紙もかなり読みあさりました。そして知識が増えれば増えるほど、仕事の思考や手法があまりに違う施設の仕事のやり方に正直唖然としました。

施設は幼稚園かと思うような飾り付け、しかも飾りっぱなしで破れや蜘蛛の巣があっても誰も気に留めない。倉庫の中もめちゃくちゃ、オリエンテーションや行事に使う小道具の整理もできていない、カルテ整理などもできておらず、どこに何があるか見当がつかない。壊れた福祉用具もしまいっ放しで廃棄するにもできない状態。

自分たちの感情が満足する介護に終始し、記録の取り方、会議の進め方、家族カンファ、上げればきりがないがこういったことはお粗末極まりない。キツイ言い方をすれば、まさに自己満足の介護、根拠に欠ける持論がまかりとおり、本当に利用者のため?と首をかしげるような経費の使い方もあったり。申し訳ないけど職員で老健とは?と尋ねても答えれる職員は正直いませんでした。まさに特養化状態でした。

事業所とは?老健はどうあるべきかと職員に解いても右から左、私と意見が違うと職員から詰め寄られたこともしばしばありました。正直私に見切りをつけて辞めていった方も何人かおられました。

そして頼みの綱であった、何かあると相談していた病院時代の私の上長はいつの間にか退職してしまい、トカゲのしっぽ切り?梯子外しよろしく、いつしか法人内でも孤立していました。

しかしある時期からそれこそ、「我は青鬼なり」とばかり「よーし、やったる」って感じで、ある意味開き直って仕事をしました。孤立?孤独大いに結構、職員に迎合することなく、正常な職場環境や今後の老健とはどうすべきか?を在宅復帰施設リハビリ中心を大目標に掲げ、たくさんの新卒セラピストや介護福祉士を採用するようにしたし、デイケア土曜日営業、選択給食、手作りおやつ、そば打ち、ぶり解体、各部署での役職を設け多くの職員を登用し、組織運営として体をなすようなシステムを構築しました。介護報酬形態や方向が私の言う通りとなってきたことが職員も理解してもらえるようになってからは次第に協力してくれる職員も増えてきて、様々な取組をみんなと一緒にやってきた、そんな7年間でした。

それが現在は上長が何にも言わなくても現場や部署がそれぞれ責任を自覚し、自主的に機能し、それにつれ次第に業績も好転となり、全国でも5%ほどしかない「在宅強化型老健」の単位を取得できるようにまでなりました。

以前のブログでも書き込みましたが、本当にいい施設になったものです。

そんな中でのインタビュー取材・・・・。この施設にどんな形であれ、全国でスポットライトが当たって本当に良かった。

と感慨に耽る今日この頃でした。

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